◆平成18年度 性教育講演会◆
「心と身体の主人公になるために 〜性に向き合うことは人生を豊かに生きること〜」
岡山県“人間と性”教育研究協議会事務局長 長安めぐみ先生
平成19年1月18日(木)
平成18年度性教育講演会の様子
講演会の様子
生徒の感想文から
 相手の心と身体を深く傷つけ犯罪にもなりうる行為であることを知って驚いた。「相手を自分のものにしたい」「相手を自分の思い通りにさせたい」と思ってそうしてしまうのだろうが、やはり好きな人を傷つけるという行為は自分には全く理解できない。良い関係とは互いに尊重しあって人間的に向上できるもののことをいうのだと思う。これからの人生たくさんの人と出会うだろうが男女を問わず、まず相手の気持ちを考え、時には自分の気持ちもはっきりと伝えなければいけないということを忘れないでいたい。
(1年男子)
 今日、講演を聞いて初めてデートDVについて詳しく知りました。私はそんな体験は受けたことがないけれども10人に1人の人がそんな目にあっていることにはびっくりしました。相手の事が好きな事はすごく良い事だし人間は誰もが恋愛感情を持ちます。でも好きゆえに相手に精神的な束縛をしてしまう事を本人は分かってないのかな?とふと考えました。やられている人は苦しいけど、やっている本人の気持ちはどうなのだろう?気づいていないのだろうか?と少し不安になりました。どちらにしても常に相手の立場に立って相手の視点になって初めて分かるんだな、と思いました。こうやって講演を受けないままだとこんなことも考えなかったと思います。
 もう一つ、私がびっくりしたのは性感染症の話でした。性のネットワークは恐いと思いました。これほど自分達のまわりに身近になってきているということは人間への赤信号だと思います。もっと1人1人が気をつけるべきであるし自覚をもたなければなりません。 大人になることは楽しい事がいっぱいあるのだろうけれどもとても恐いことだと思います。若いうちからこうやって理解を深めることが大切だと思いました。
(1年女子)
 デートDVの話を聞いていて「あーこういうのなら普通に生活していてもあり得るかもなー」というようなことがたくさんあった。ほんの些細な事が利己的な考えや過剰な嫉妬が発端になって精神的あるいは肉体的暴力に発展すること、それはたとえ相手のことが好きであっても…というところが一番恐いなと感じた。朝日高生のアンケート結果は何かと全国や岡山で比べた場合割合が低かったように、確かにここではそんなに交際とかでトラブルとかは疎遠な感じがするし、自分自身デートDVだとかたぶん自分には関係ないだろというような感覚だった。けどそうじゃなくてもっともっと身近に存在し得るもので意識を高く持たないといけないと思った。それに交際をするならお互い息苦しくない関係を保つことが、難しいかもしれないけど大切なんだと思う。何はともあれ暴力反対ですよ〜
(2年男子)
 20人に1人の人が大好きな人から言葉や態度による暴力を受けていて、辛い思いをしていることに驚きました。グラフにするととても簡単に表現できるけれど一人一人の置かれている状況や心情を考えるととても悲しい気持ちになりました。お互い好きなのにどうして傷つけてしまうのか不思議です。今私には付き合っている人がいます。大切な人です。お互い忙しくてデートらしいデートは出来ませんが、毎日一緒に帰るのを楽しみにしています。優しいだけでなく私の気持ちを尊重し支えてくれます。ケンカもまだしたことがないのですが、先生のおっしゃる通りいつどんな事が起きるかわかりません。そんな時も2人で越えていけるようお互いの気持ちを大切に幸せでいたいと思います。いつまでもほのぼのでいられたらなと思いました。彼が彼氏で良かったと改めて思える講演でもありました。
(2年女子)
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