いまでは、この姿が当たり前なのであろうか? 先日、岡山市のレストランで見かけた一家団欒の光景。私達が、互いの家族や職場のことを話しながら食事をしていたとき、4人家族が隣の席に座った。騒がしくなるかなと思いながら食事を続けていたが、少しも話し声が聞こえてこない。食事を楽しみに来たのではないのか、悪いと知りながら隣の席に眼をやると、それぞれの操作するスマートホンの画面に見入る4人の姿がそこにあった。あたかも、家族と楽しく話し食事をするより重要な何かが画面に存在するかのように。4人の個人がそれぞれの世界を携帯し、同じ席に着いた。そして、4人の携帯したそれぞれの世界は決して交差することは無いのだろうと感じながら、私達は店をあとにした。
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