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『相談課便り』第57号 コンテンツ
「教育相談課について」
「学校医によるこころの健康相談」
「スクール・カウンセラーによる相談」
「生徒のハラスメント等の相談」
「ピア・サポート活動」
「LHRでの活動」  
「教育相談課関連行事」  
「令和元年度 相談課スタッフ紹介」
<令和元年6月発行>
 <表面>
 <裏面>

 「教育相談課について」   
 教育相談課では「安心して相談できる場」の提供を最も重要なこととして考えています。深刻な相談だけでなく,ささいな気がかりであっても,どうぞお気軽にご相談ください。面接相談と,電話相談の両方を行っています。また,生徒からの相談だけでなく,保護者の皆さんからのご相談にも対応させていただきます。
相談活動は次のような方針で行っています。
 
①相談に来た人を主人公とします
 無理に話をさせられたり,解決方法を強要されることはありません。あくまでも相談に来た人が主人公です。
②秘密は厳重に守られます
  相談をする過程で知り得た個人に関わる情報や,相談の内容は,相談に来た人の了解なしに第三者に(  例えば,担任の先生・顧問の先生などでも)話すことはありません。ただし,命にかかわるような場合や犯  罪に巻き込まれる可能性の予測されるような場合は例外とします。しかし,このような場合もできるだけ本  人の了解を取ることを基本としています。
③気持ちを大切に,共に考える姿勢で対応します  
  相談室では,魔法のような解決策が用意できるわけではありません。不登校の人が相談に来た翌日から  すぐに登校できるような方法を提供できるとは限らないのです。だったら,相談しても仕方がないでしょう   か?…いいえ。相談室では,相談に来た人の気持ちを大切にしながら,これからどうすればよいかを共に  考えることはできると思っています。今の在り方をまずは受け入れることから始めて,本人の意志を尊重し  ながら,共に考える姿勢で取り組んでいます。
④予防的・開発的教育相談も提供します
  教育相談として一般的に考えられている,悩み相談やカウンセリングなどは 問題解決的教育相談です。  相談室では,こういった取り組みのほかに,リラクセーションや自己理解,コミュニケーションスキルなど,   予防的・開発的教育相談も紹介しています。これらは,よりよく生きていくための指針になったり,問題が  発生するのを未然に防ぐことに役立ったりするものです。
⑤特別支援の観点からも細やかに対応します
  特別支援教育コーディネーターの信宮先生を中心に,スクール・カウンセラーの先生,  校医の先生,相  談課のスタッフおよび担任など関係の先生方と連携することで,より効  果的な支援ができるように対応  します。

     

 「学校医によるこころの健康相談」    
 本校では精神科校医の千田真友子先生による「こころの健康相談」を計画し,専門のお立場からのアドバイスやご支援をいただいています。本年度の第1回目(5月30日)は終わりましたが,このあと7月17日・10月10日・12月19日にも実施します。各回ごとに文書でご案内を差し上げますので,希望される方は相談室か保健室までご連絡下さい。

 「スクール・カウンセラーによる相談」   
 スクールカウンセラーとして,今年度も引き続き森口章先生に来ていただくことになりました。先生は高校教師をご退職後,「沢田の杖塾」を主宰され,多方面で活躍されています。また本校のスクール・カウンセラーも長く担当していただいており,本校の様子もよくご存じです。年間15回にわたって生徒や保護者の方からの相談に応じていただいたり,研修会や事例検討会などにもお力添えをいただく予定です。今後の来校予定は以下の通りです。
  6/21(金) 7/16(火) 8/27(火) 9/10(火) 9/24(火) 10/23(水)10/29(火) 11/19(火) 12/17(火) 1/14(火) 1/28(火) 2/18(火)    3/17(火)   
*「こころの健康相談」「スクールカウンセラーによる相談」は予約が必要です。
    教育相談課(柴田みさえ・山下知子)または担任までお申し込みください。
               TEL  272-1271(岡山朝日高校)

 「生徒のハラスメント等の相談」    
  生徒のみなさんがハラスメント等のことで相談したいときには,次のスタッフが対応させていただきます。もちろん担任も相談にのります。
    柴田 みさえ(英語科・教育相談課長)    大口 正行 (保健体育科・保健主事) 
    荒江 昌子 (国語科・教育相談係)       山下 知子 (養護教諭・教育相談係)
    信宮 優子(英語科・特別支援教育コーディネーター)


 「ピア・サポート活動」   ★支え合う心を育て、あたたかな学校風土作りを目指します★ 
 生徒の間に相互支援の力を育てるピア(仲間)サポート(支援)活動を,本年度も実施します。
この活動を通じて,生徒が自己肯定感を増し他者を尊重し(自重互敬),いじめや不登校の起こりにくいあたたかい風土が築かれることを目指しています。人の間で生きていく中で,誰かとつながっているという思いはとても大きな力を与えてくれます。
 希望者を募り(6月),トレーニングを行い(6~8月),夏休み後半から実際の活動に入ります。その後は,活動を報告したり新たな取り組みを考えるフォローアップセッションを実施します。トレーニングでは,「話の上手な聴き方」「自己理解」「リラクセーション」「対立の解消」などについて学びます。将来,教師や医師・看護師・保育士などの仕事に就きたいと考えている人には,ぜひとも学んでほしい内容です。1,2年生の保健委員の人にも協力をお願いして活動をしています。保健委員以外にもたくさんの生徒の参加を待っています。

                                              
 
 「LHRでの活動」    
 教育相談課では,クラス内の「人間関係作り」を少しでもサポートできるように,
LHRでの活動も計画実施しています。主なものとして,次のようなものがあります。
・hyper-QUの心理検査(1年生 7月9日)
・いじめ悩み調査(3年生 5月24日,1・2年生 9月19日)
・「話の上手な聴き方」1年生対象(11月14日)
・ストレスとの上手な付き合い方~リラクゼーション 2年生対象(1月16日)

クラスでの活動を通して,協力し支え合う大切さを感じる機会になればと考えています。またいじめはもちろん悩みを抱える生徒の心の声を聞くことができるように,「いじめ・悩み調査」も大切に考えています。調査の結果については,12月号で報告させていただく予定です。

 
 「教育相談課関連行事」    
4月11日 クラスの雰囲気を盛り上げるレクレーション講習会(生徒1年HR委員)
4月16日 1日HRレクレーション係お仕事レクチャー会(1,2年生生徒)
4月17日・19日 新入生対象何でも相談会(平成30年度ピアサポータ-)
4月19日 スクールカウンセラー来校(生徒・保護者) 相談件数 2件
5月17日 いじめ問題対策委員会・特別支援教育委員会・アレルギー対応委員会(教員)
朝日高校いじめ防止基本方針に従って,いじめの未然防止,いじめの早期発見,いじめの実態把握と対処について今年度の方針を確認しました。また心や体について配慮すべきことを抱える生徒について情報共有をしました。
5月24日 スクールカウンセラー来校(生徒・保護者)相談件数 1件
5月27日 ピアサポート活動 参加希望者募集開始
5月30日 心の健康相談 精神科校医の千田真友子先生来校 (生徒・保護者)相談件数5件

 「令和元年度 相談課スタッフ自己紹介」    
   
荒江昌子 Akiko Arae(3年H組乙担任・国語科)
 
休日は自転車に乗ったりと,体を動かして気分転換しています。
学校では自転車操業しています。皆さんも忙しい毎日をお過ごしでしょうが,心・体のバランスのとれた生活を心がけましょう☻

臼井正徳 Ushui Masanori(3年担任・体育科)
 
この4月に伝統の朝日高校に来させていただきました。見た目と中身のギャップ(?)に,生徒は勿論ですが,先生方まで困惑しているのではないかとお察し申し上げます。皆様にとって,「威圧の臼井」ではなく,”癒やしの臼井”と言われるよう,誠心誠意頑張っていく所存でございます。何卒よろしくお願いします。

蟻正聖登 Kiyoto Arimasa (2年E組乙担任・物理)
 
4月,朝日高校に赴任した蟻正です。十数年前にも朝日高校で勤務したことがありますが,校舎も新しくなり,生徒の気質や校風も微妙に変わっており時の流れを感じています。この間に我が家では長男が生まれ,現在2歳3ヶ月。だんだんと自我が芽生え,何でも「イヤイヤ」で手がかかりますが,命を授かった有り難さとその尊さを感じつつ,現在家内と育児に奮闘中です。まだ新しい朝日に慣れきれていない私ですが,よろしくお願いします。

信宮優子 Yuko Shingu(2年D組乙担任・英語科)
 
82才になる母のタンスを一竿片付けた。40年以上前の母の洋服にはいくつか見覚えがあった。亡き祖母が見立てた服,母が自分で仕立てていた服,参観日によく着ていた服。土砂降りの入学式で着ていた服には,和服を着て欲しいと駄々をこねる6才の自分が重なった。「これはお父ちゃんが生地を買ってくれた別珍(仕立物)。」と母も懐かしがる。全てを処分するのが辛くなった。何枚か手元に残し,少し縫い直した。幸い着られそうだ。思い出も繕われた気がする。

永田宏子 Hiroko Nagata(2年B組乙担任・世界史)
 
授業のために東階段を上がっていくと,太陽光を跳ね返しキラキラと輝く操山の若葉に目を奪われます。新しい学校,新しいクラスには慣れましたか? お弁当を一緒に食べる友達はできたかな? 私は今年,「アンガーマネジメント」について学ぼうと考えています。すぐに腹が立つ,物に当たってしまう,キレやすい……そんな自分をなんとかしたいと思っている人,いっしょに対処法を考えましょう。

内田康晴 Yasuharu Uchida(1年I組乙担任・数学科)
 朝日高校へ来て8年目になります。歳は60歳(自分自身信じられません)になりました。節目の年を迎えて,これからはどんな風に生きていこうか模索しています。できれば,今までより,少しゆとりを持って日々生活したいと思っています。
 担当は数学です。例えば、「休んで解説を聞けなかった数学の教科書の内容を説明して!」でもかまいません,どうぞ気軽に話しかけてください。

中野正勝Masakatsu Nakano(1年F組乙担任・地歴公民)
 
1年団ですが,3年の授業担当の方が多い中野です。朝日高校10年目。そろそろしっかりしなくてはならないのですが,なかなか。皆様に迷惑ばかりかけています。ハンドボール部の顧問もしています。今年は1年生が14人も入ってくれて,なんとか休部をまぬがれました。
この時期くらいから悩みを抱えてしまう人,人は努力する限り悩むものです。(ゲーテ)必要ならば,相談しながらボツボツいきましょう。「私の心の限界が私の世界の限界である」(ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン)

門間紀子 Noriko Kadoma(1年E組甲担任・英語科)
 
頑張れば頑張るほど,空回りしたり,緊張してうまくいかなかったりすることがあります。そんな時には,ヘレン・ケラーの言葉を。“Do not think of today's failures, but of the success that may come tomorrow.” それでも苦しい時には,他人を頼るのもよいのではないでしょうか。気軽に声をかけてくださいね。

山下知子 Tomoko Yamashita(養護教諭・2年団所属)
 
保健室の山下です。朝日2年目になりました。春夏秋冬・・・花や緑溢れる校庭に感動の一年でした。四季折々の変化が味わえるのも本校の魅力のひとつですが,いつも変わらず日々の生活を見守ってくれる校門脇のクスノキも大好きです。さて、この1年。私は、素敵だなぁ・・・と思える人とたくさん出会えました。人との出会いって大切ですよね。仲間との出会い,先生との出会い。一生の宝物です。みなさんはいかがですか?何かと熱い人が多いのも本校の魅力です。でも,時にはぶつかり,傷つけ合ったり。思うようにならないことに苦しむことも・・・。あまり無理せず,ちょっと疲れたなと感じたときには(それも何かの縁です!),保健室に立ち寄ってみてくださいね。あなたとの出会いを待っています。

高岡麻衣 Mai Takaoka(養護教諭・3年団所属)
 
今年から育児時短勤務をさせてもらっていて,限りある時間をいかに効率よく上手に使えるか試行錯誤の日々です。そして少しのスキマ時間にふっと息をつくのが毎日のお楽しみ。この時間(と子どもたちの寝顔)が日々の原動力になっています。朝日高生の皆さんは毎日とても忙しい日々だと思いますが,優先順位をつけながら「時間の使い方」を意識してみてくださいね。心や体がSOSを出しているときはいつでも保健室へどうぞ(^^)

石田帆乃夏 Honoka Ishida(養護助教諭・1年団所属)
 
初めまして。この春大学を卒業し,朝日高校に着任しました。リラックマとジャニーズが大好きな石田です。みなさんと歳が近いので,気軽に話ができたらと思います。どうぞよろしくお願いします!6月といえば梅雨の季節。この時期は“湿邪”や“自律神経の乱れ”が原因で体調を崩しやすくなります。しんどいときは(しんどくなくても)気軽に保健室へ。お待ちしています。




                        柴田 みさえ(3年C組乙担任・英語科・教育相談課長)

 新入生の新しい制服が学校の風景に馴染んできたなと感じていたら,合服の時期になり,白色をベースにしたさわやかな印象になりました。中間考査も終わり,1学期の一山を超えましたが,学校生活も山あり谷あり,梅雨前線とともに気分や意欲が停滞しがちな6月です。わくわくする学校行事や祝日がなく,学校生活はたんたんと進んでいきますが,新しい環境や人間関係にちょっと無理してでも合わせていた疲れや違和感が頭をもたげてくる時期なのです。「これでいいのかな」「なんだかうまくいかないな」などという心の声が大きく聞こえてくるかもしれません。実はこの声は年中,心の中でささやかれているのですが,周りの環境や心の向きによって大きく聞こえたり,あまり気にならなかったりするようです。私は3年生の英語表現でALTのロイド先生と授業をしますが,彼のよく使う“There is no wrong answer.”というフレーズが気に入っています。「エッセイを書くのだから,様々なアイディアがあって良い,むしろ違っていて当然だ。どんどん自分の考えを表現しよう」という意味で使われていますが,エッセイを書くときに限らず,普段の生活でも同じことが言えるなと感じています。ついつい無意識に「正解にたどり着かなければならない」「自分はこうあるべきだ」と考え,「正解」や「理想の姿になること」以外をだめなものと考えがちですが,学校がしんどくても,勉強がうまく進まなくても,人間関係に苦労してもそれは「不正解」ではなくて正解につながる道すじ上にいる,または他人とは違っていてもざっくりと正解の範疇なのだと思います。「不正解」かもしれないと悩む時は,誰かと話をして「それはそれで正解である」ことを確かめてみてはどうでしょうか。相談室もお手伝いします。


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