内田恵子先生を講師にお迎えし、図書館教養講座「絵本の森の歩き方」を開催しました。一・二年生図書委員を中心に三十名を超える生徒が集まり、補習がすんだあとの三年生も駆けつけるなど、大変盛況でした。
講義では、「絵本は何から成っているのか？」「挿絵のある本と絵本はどこが違うのか？」「漫画と絵本は何が違うのか？」「絵本のいのちは何か？」など刺激的な問いかけを通じ、絵本の奥深い世界へ誘い込まれてゆきました。そして絵と文がおたがいに響き合い支え合う絵本のすばらしさに、目から鱗が落ちるような思いがしました。内田先生はまた、文の全くない絵本や、あっと驚くような訳し方をした外国の絵本、死んだ兵士の人生を過去にさかのぼっていく切ない絵本など、様々な絵本を紹介してくださいました。小さい頃から絵本に触れてきた生徒も多くいましたが、慣れ親しんだ絵本の世界が秘める深く豊かな世界に、心が揺り動かされるひとときでした。 |
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