◆人文 ようこそ! 岡山朝日高等学校のホームページです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 『フランス語ことわざ用法辞典』(ジャンマリー・ルールム)

辞典とは勉強のためにあるという考えを捨てて辞書・辞典を読む面白さを教えてくれる辞書の一つです。他にもいろんな種類の辞書があるので、自分好みの辞書を探すきっかけにもなると思います。
                                            (2016年度 3年 浅野太志)

『死ねばいいのに』(京極夏彦)

幸せは何か、人は何故生きるのか、そんな疑問を持たざるを得ない気にさせる一冊です。
                                            (2016年度 3年 浅野太志)

『七十歳死亡法案、可決』(垣谷美雨)

現代社会への考えを一新し、別の視点にさせてくれる本です。結末が、題名からは予想しがたく、そういう面でも面白いと思います。
                                                   (2016年度 3年)

『きみの友だち』(重松清)

同級生が犯罪者になってしまい、主人公が悩み葛藤する姿が心に残りました。是非読んでください。
                                                   (2016年度 1年)
 
 『ユーモアの鎖国』(石垣りん)

 詩人の石垣りんさんのエッセイです。生活の中で見聞きしたことへの皮肉、日常の風景の愛おしさ、行く先々で起こることへの感動。どれを見ても、彼女の感性の鋭さや豊かさを強く感じます。そしてエッセイとともに綴られている詩の数々。このような状況がこんな風に言葉になるのか。とても新鮮でした。ノスタルジアの詰まった作品です。
                                             (2016年度 1年 満田佳穂)


『ソロモンの偽証』(宮部みゆき)

 ハラハラドキドキします。本の舞台は中学校です。クリスマスの朝、この学校の運動場にクラスメイトの死体が発見されます。そのクラスメイトの死亡した理由を学校内裁判によって生徒が真実を見つけようとするお話です。
                                                    (2016年度 1年)


『たったひとつの冴えたやり方』(ジェームズ・ティブトリー・ジュニア)

 16歳の少女ユーティーは誕生日にもらった宇宙船で星々の世界への冒険に旅立つ。そこで出会った宇宙生命体シロベーンとの友情、そして拾った通信カプセルを追って辿り着いた遭難船のある惑星。その先で彼女が知ってしまった秘密と、彼女が選んだ「たったひとつの冴えたやり方」。
                                                    (2016年度 1年)


『D坂の殺人事件』(江戸川乱歩)

 江戸川乱歩が生み出した名探偵・明智小五郎が活躍する話が多数収められた、スリル満点の短編集です。
                                                    (2016年度 1年)


『ぼくは明日、昨日の君とデートする』(七月隆文)

 実写映画化が決定されたこの本は、ただの恋愛小説ではなく主人公の彼女である「愛美」がある秘密を抱えながらも主人公と穏やかで楽しい時間を過ごしていこうとする。人との絆を感じさせてくれる本です。是非読んでみてください。
                                                    (2016年度 1年)
 
 『Another』

 コミック化・テレビアニメ化・さらには映画化までされた作品です。夜見山北中学校に転入した榊原恒一。しかし彼の所属する3年3組にはある「災厄」があった。クラスメイトが次々と死をとげていき、彼は徐々に3年3組の言い伝えを知っていくのです。
                                                    (2016年度 1年)
 
 
『メメント・モリ』(藤原新也)

 1993年に刊行され、数々の賞を受賞した有名な写真集。メメント・モリとは「死を想え」という意味で、隠すことなく映し出された光景の数々が、現代の死生観に警鐘を鳴らしている。(2016年度 2年)


『舟を編む』(三浦しをん)


 皆さんが日頃めくっている辞書。それを編む人たちの物語です。辞書を引くのが面倒だと思うようになったとき、この本を読むと少し辞書を引きたいと思うようになると思います。(2016年度 1年)


『館島』(東川篤哉)

「謎解きはディナーの後で」でおなじみの著者は岡山大学法学部卒!そんな岡山にゆかりのある著者が岡山を舞台に描いたミステリーです。登場人物の掛け合いが癖になって、読み始めたらもう止まりません!!(2016年度 1年)


『葡萄が目にしみる』(林真理子)

 葡萄作りの町に住む平凡な女子高生乃里子の日々を描いた長編小説。自身のコンプレックス、不器用さに対する嫌悪感、異性への淡い思いなどがリアルに描写されており、痛々しいくらい感情が伝わってきます。高校生のうちに是非読んで欲しい本です。(2016年度 2年)


『モナミは世界を終わらせる?』(はやみねかおる)

 世界の運命は一人の少女に託された!?ドジっ子で大飯喰らいの高校生、真野萌奈美。突然現れた忍者のような男、丸井丸男に自分が世界の最後を変える不確定要素だと告げられて・・・。学校と世界、二つの空間がつながった時、もなみは世界を平和に導けるのか・・・?!(2016年度 1年)


『君の膵臓を食べたい』(住野よる)
主人公の男の子がある出来事をきっかけにクラスメイトの女の子の秘密を知ることになります。結末へ向かうにつれこの作品のタイトルの意味もひもとかれていきます。結末が切なくて泣けます。                                                         (2016年度 1年)

 
 『塩の街』(有川浩)

~あらすじ~
 ある日とつぜん、人が塩と化して死んでいく「塩害」が発生する。原因不明なこの現象に東京の街は混乱する。あまりに変わってしまった世界。誰もがそんな世界に絶望していた。しかしそんな世界でも人々は恋していた。
 死と直面して動く様々な恋。
 そしてこの物語で中心的に描かれている普通の女子高校生と元自衛隊員の恋。何も起こらなければ出会うはずのなかったこの二人の恋が世界を救う。
 この本は一見SFですが、読んでみると、とてもすてきなラブストーリーです。そして、有川浩さんのデビュー作です。読み始めると止まらず、彼女の独特の世界に引き込まれました。(2016年度 1年)


『箱庭図書館』(乙一)

 この本は一般公募で集められたネタを元に乙一さんがリメイクしたという珍しいものです。青春やホラー、ミステリーなど様々なジャンルが詰まっていて、読んでいて飽きません。また、一つ一つの話が短編になっているので、本なんて時間がなくて読めないという方にもお勧めです!(2016年度 1年)


『カシオペアの丘で』(重松清)

 著者は岡山県出身です。病気にかかった主人公が疎遠になった故郷を訪ね、家族や故郷の大切さに気づく名作です。(2016年度 1年)


『砂漠』(伊坂幸太郎)

 この本は現代の大学生の生態を忠実に再現した青春小説であります。数多くの名言があるこの本の中で説く員僕が心に残った言葉は、“何をやったら幸せになれるかなんて、誰もわからない。そうでしょ”です。是非読んでみてください。(2016年度 3年)


『秒速5センチメートル』(新海誠)

この本は三話構成になっています。それぞれの話しが面白く、切なく心が温かくなる内容になっています(2016年度 1年)


『64』(横山秀夫)

 映画も公開予定の作品です。有る出来事がきっかけで昔の未解決事件を追うことになった主人公。時間を忘れて読み進めてしまう。そんな本です。図書館にもあるので是非読んでみてください。(2016年度 1年)


『ツナグ』(辻村深月)

 実写化していて有名な本ですが、じっくりと原作をよく読むことで深く味わうことができると思います。人の生死について今一度考えさせられる本です。(2016年度 2年)


『名のないシシャ』(山田悠介)
 山田先生の各小説の中ではあまり数を見なかった超感動物語。読んでみてください。絶対面白い!!(2016年度 2年)


『フランス人は10着しか福を持たない』(ジェニファー・L・スコット)

 この本は著者がフランス人の家庭にホームステイした時の暮らしの様子が事細かに描かれています。間食はせず、食事を存分に楽しむ、上質なものを少しだけ持ち大切に使う、日常の中にささやかな喜びを見つけるということの大切さなどが書かれていて、今の自分の生活を振り返り、見直すことができます。私は日本とは違うフランスの暮らしの様子を知り、衝撃を受けました。日常をどう過ごしていくべきかとても考えさせられる本です。是非読んでみてください。(2016年度 1年)


『京大芸人』(菅広文)

 京大卒、宇治原でおなじみの芸人「ロザン」。ロザンの出会いから芸人になるまでを、男前相方の菅ちゃんが書いた宇治原の伝記です。又吉の『火花』や『ホームレス中学生』と違って、宇治原の勉強法が主として書かれ、ある意味参考書にもなります!学力も上がるかも!(2016年度 2年)


『とらわれて夏』(レイバーディ)

 脱獄囚との生活という非日常が日常的に描かれていて面白いです。精神に不安がある母と脱獄囚との暮らしの中で悩み葛藤する主人公の姿も見所です。(2016年度 3年)


 『とんび』(重松清)

 不慮の事故で妻を亡くしたヤス(父)が不器用ながらもアキラ(息子)を必死に育てていくストーリーです。お父さんの深い愛情や身の回りのいろいろな人の優しさを感じられる作品となっています。
 2012年にはドラマ化され、大ヒットした詳説なので、皆さんも是非読んでみてください。(2016年度 1年)
 
 『蒼空時雨』 (綾先隼 メディアワークス文庫)

 人間のいう「運命」というものは我々の意図しないところで、平然と変わってしまえるものである。これはそんな話である。
 とある雨の日、男のもとに一人の女がやってくる。彼女は男を「零央」と呼び、彼女自身を「紗矢」といった。彼女は男に自身を隠し、男は彼女に嘘をついた。いくつもの意図が絡み合い、次第に解かれ紡がれる。一度は途切れて繋がって、人は悲しみまた報われる。
 人は「恋」というものに対して、どのように向き合えばいいだろう。この本の真価はそこにあると思う。愛しさ故の偽りが闊歩する物語、とでも言えばいいだろうか。偽る者、その偽りに振り回される者、あるいはその両方。様々な立ち位置から描かれる「嘘」と「恋」とは、何とも形容しがたいモヤモヤとドキドキを与えてくれる。文庫好きな人にも、層でない人にも、この本と綾先先生の作品群をぜひ読んでもらいたいと思います。
(2015年度 一年生)
 
 『甲子園が割れた日~松井秀喜5連続敬遠の真実~』(中村計 新潮社)

 この本は、球史に名を残す一戦となった1992年夏の甲子園での星陵VS.明徳義塾の試合を取り上げている。松井との勝負を避けた明徳は非難を受け、試合をきっかけに両校ナインには大きな葛藤が生まれる。それから15年、自らの人生を歩み出した監督、元球児たちが語る封印された記憶の数々を丹念に織り込んだ作品だ。世間は一方的に明徳義塾を非難し、そのせいで誰もが明徳義塾に悪いイメージを持ったが、はたして明徳義塾は本当に悪いことをしたのか。次第に、その作戦は明徳義塾のような監督と選手とが強い結束で結ばれたチームにしかできない、松井頼みだった星陵の弱みを突いた巧みな戦術であったことが明らかになる。この本を読むことで、読者は真実を知り、あの出来事に対する自分なりの見方を築き上げることができると思う。  (2014年度 1年)
 
 『分身』(東野圭吾 集英社)

 登場人物の氏家鞠子と小林双葉の関係性が次第に明らかになってゆく話。現代社会、クローン人間を作ることは禁止されている。しかしここまで科学が発達した今、クローン人間を生み出すことは可能かもしれない。もしかしたら、クローン人間が現実に存在するかもしれないという恐怖感、そしてクローン人間に起こりうる様々な問題への恐怖感を味わえる作品となっている。
 クローン人間を作ってよいかどうか、ぜひこれを読んで考えてみてほしい。また、少しでも興味のある人はこれを手に取ることで、科学の発達について考えるきっかけにしてもらえたらと思う。
(2014年度 1年生)
 
『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン 扶桑社)

 迷路に住む二人の小人と二匹のネズミの話。彼らが見つけ、貯えていた彼らの食料である「チーズ」が、ある日突然貯蔵場所から忽然と消えた。そのような急な出来事にどう対応していくのか。本能的にチーズを探し始めるネズミ。それに対して状況に困惑するばかりで行動できない小人たち。この本の醍醐味は、その小人たちの葛藤から自分たちの日常に生かすことのできる教訓を見つけ出していくことにある。短い話なので勉強の合間などちょっとした時間に手頃に読める。共感できるような、もしくは生き方が変わるような教訓が見つかるかも。 (2014年度 1年生)
『NO.6〔ナンバーシックス〕』(あさのあつこ 講談社)

 この話は紫苑とネズミが小学生の時に出会う場面から始まります。不自由なく生活していた紫苑はネズミと出会ったときにNo.6という都市の秘密に触れてしまいます。それから四年後、紫苑は再びネズミと再会し物語が大きく動いていきます。私が好きな場面は性格も環境も違う二人が惹かれ合い、ひとつの真実を求めて行動していく場面で、読んでいて引き込まれます。また緊迫した場面も多く、手に汗を握ってしまいます。二人がゆっくりと着実に成長していく様子をぜひ読んでみてください。
                                                  (2014年度 2年生)
 
『三匹のおっさん』(有川浩 新潮社)

 かつての悪ガキ三人組が私設自警団を設立し、町の悪を成敗する物語。剣道の達人、武闘派、危ない頭脳派というキャラの濃い三人組がそれぞれの悩みを持ちながらも、町を守るという変わらない信念に従って活動していくというところが魅力的な作品だと思う。また、それぞれの孫や娘も三人を手伝いながら巻き込まれていく様子が読んでいる側としては面白い。
 ところどころには還暦を迎えた三人組から見た若者のイメージや、社会の変化なども描かれていて、少し皮肉も入っていると感じた。
 有川浩さん特有の、読んでいてクスッと笑えるような雰囲気を持つ、読みやすい物語だと思う。
                                                    (2014年度 1年)
 
『舟を編む』(三浦しをん 光文社)

 「辞書ってどうやって作られているのだろう」と考えたことはありますか。これは辞書作りに一生を捧げた人々の話。”右”という言葉を辞書に書くならどのように説明しますか。辞書の紙について考えたことはありますか。辞書作りの大変さや多くの人の思いを感じられる本です。
 「大渡海」という辞書を完成させるために大量の言葉を書き留め、選別し考えて考えて一つの言葉として印刷される。
 終わりのない作業をひたすらこなす辞書編集部の社員。
 その社員たちの思いを乗せた"大渡海"完成までのストーリー。
 読めば紙の辞書を使いたくなるでしょう!ぜひ読んでみてください。 (2014年度 1年生) 
 
 『桐島、部活やめるってよ』(朝井リョウ 集英社)

 ある高校のこと。バレー部のキャプテンの桐島が理由を告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲に小さな波紋が広がって行く。バレー部の風助、ブラスバンド部の亜矢、映画部の涼也、ソフトボール部の実果、野球部の宏樹。それぞれの部活で、教室で、グラウンドで、五つの物語がつながってゆく。部活も、校内での立場も全く違う五人に、それぞれ起こった変化とは?彼らがそれぞれ抱える問題とは?それらが五人の視点で描かれている。この本は2012年夏に映画化されました。またこの小説は第22回小説すばる新人賞を受賞しました。作者の朝井リョウさんは『何者』で148回直木賞を受賞しています。
                                                  (2014年度 1年生)
 
 
 
図書課のトップページへ岡山朝日高校Webのトップページへ
Copyright (C)  OKAYAMA-ASAHI High School, All rights reserved.