■校門
正門の姿(平成27.5)
正門の姿
新しくなった門標(平成27.4.7)
新しくなった門標
平成27年4月7日、新しい門標に掛け替えられました。現校地の門標としては7枚目の門標となります。
新造された門扉(平成26.12)
新造された門扉(平成26.12.26)
設置された「登録有形文化財」の表示板
設置された「登録有形文化財」の表示板
 旧制第六高等学校から受け継いだ正門です。平成23年(2011)1月に、校地の周囲を取り巻く石積とともに、「登録有形文化財(建造物)」に登録されました。
 同年3月には、正門前面脇の植栽を撤去して舗装し、円弧を描く石積がよく見えるようにして、堂々たる正門が際立つよう改修されました。
 現在の門扉は、六高開校当時から数えて、中央の門扉が5代目、左右の小門扉が4代目となります。平成26年(2014)12月26日に4枚の同窓会の母校支援により門扉とも更新されました。新しい門扉は大正中期に取り替えられた門扉をほぼ忠実に再現しています。更新を繰り返す中で失われた各種の装飾が復活しました。門柱灯も球形のレトロなものとなり、正門前の改修と相まって、旧制第六高等学校時代の大正期の姿を偲ぶことができるようになりました。
門柱の前には樋門石が置かれている
門柱の前には樋門石が置かれている
 校地の周囲を長さ1kmを超える石積が取り巻き、城郭のような雰囲気を醸しています。当地はもとは水田でしたが、現在の奥市グランドや小橋町などから砂土が運ばれ、数mかさ上げをして、第六高等学校が建てられました。旧山陽道から見た六高は、あたかも城跡に建てられた学校のように人々の目に映ったことでしょう。
 門柱の前面には、洪水を浸水をくい止めることができるように、堰板を落とし込むための樋門石が置かれています。
 実際、昭和9年(1934)9月の室戸台風では、ここに堰板を落として洪水を防ぎました。とはいえ、このときの洪水はすさまじいもので、板を乗り越えて浸入し、校内を泥の海にしてしまいました。当時の姿をとどめる柔道場の内部には、この時の水位を示す表示板がいまも残っています。
校地を囲むサザンカの列
校地を囲むサザンカの列
 約1000本のサザンカが校地の周囲を囲っています。毎年12〜3月にかけてピンクや白色の花で彩られます。
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