『世界一おもしろい世界史の授業』(宇山卓栄 KADOKAWA)
歴史などの暗記科目は、「流れをつかむ」ということがまず重要なポイントであるとよく言われていますが、この本はその「流れ」をがっちりとつかむことのできる一冊となっています。専門用語がたくさん出てくる世界史ですが、この本はそれをあえて最小限に抑えることで、知識がゼロでも読みやすくなっています。そしてこの本の特徴は何といっても「見やすさ」です。地図や太文字を用いたりフォントを少し柔らかいものにすることで、単なる勉強ではなく楽しい読み物という形で利用することができます。私は文系で高校三年生になる来年度も世界史をとりますが、この一冊のおかげで世界史の授業が楽しみになりました。皆さんも図書館にあるこの本、ぜひ借りてみてください。 (2014年度 2年生) |