◆イギリス・サイエンスカレッジ授業体験プログラム
 平成28年3月10日〜23日(14日間)の日程で、イギリスのMonk's Walk Schoolにて1年生20名の生徒が授業体験プログラムを受講しています。3月10日、岡山空港から出発した生徒の動向を、同行の永田教諭のコメントとともに随時報告してまいります。
 
 
 【3月23日】

 機内で3月23日になり、韓国インチョン空港に14時半過ぎに着陸。ここでしばらくトランジットの時間があり、18時10分に19番出発ゲートに再集合しました。が、先に出発予定の機の離陸が遅れ、岡山便も40分遅れで離陸となりました。
 そして20時40分、無事に岡山空港に着陸しました。ゲートを出るのに時間がかかり、21時を回ってしまったのですが、多くの保護者の方々や岡山朝日高校の先生方が出迎えに来てくださいました。解散式では、高原教頭先生からの出迎えと労いのお言葉に対して、生徒を代表して山本さんがこの度の滞在で得たものについてや行かせてくださった家族、そして応援してくれた多くの方々に感謝の言葉を述べました。

 生徒たちは、今回の研修旅行でさまざまな刺激を受けました。会った人、交わした言葉、訪れた場所、上手くいったことも失敗したことも、すべてが彼らの財産となります。一生忘れられないこの貴重な体験が、彼らをひと回りもふた回りも成長させてくれたと確信しています。
 なお、末尾になりましたが、今回の研修旅行の添乗をしてくださった株式会社アイエスエイ森川大吾さんには、細かいご配慮と生徒への温かい励ましを常に心がけてくださり、安心して滞在することができました。心より厚く御礼申し上げます。

 
 
 
 
 
 【3月22日】

 ついに最終日になりました。
午前中はロンドン市内観光ですが、道路が大渋滞でロンドン塔などは残念ながら車窓からの観光になりました。でも、バッキンガム宮殿の衛兵交代式はなんとしても見てほしいというガイドさんの意地で、走って何とか交代式に間に合いました。
昼食後は、コヴェントガーデンでショッピングの後、ヒースロー空港に向かいました。ベルギーでの爆弾テロの影響が心配でしたが、空港は全く問題ありません。ご安心ください。
ではこれから帰国します!
   
コーディネーターのKaye。いろいろと気を配ってくれました。 朝8時過ぎ、Welwyn Garden Cityを出発。ホストファミリーのみなさん、お世話になりました。
     
ロンドン市内が大渋滞で焦りましたが、なんとか間に合ってバッキンガム宮殿の衛兵交代式を見学することができました。 その後、コヴェントガーデンでショッピングを楽しみました。
バッキンガム宮殿を背景にパチリ。 

宮殿そばのSt Jame's Park でお弁当の昼食。今日は暖かく気持ち良い時間を過ごせました。 
ついに帰国です!
 
 
 
 【3月21日】

 2度めの週末を過ごした生徒たちが、9時の集合時間に集まってきました。そろそろ疲れがたまってきて家でゆっくりしていた生徒もいたようですが、大半の生徒はホストファミリーと出かけたようです。中には、ホストファミリーのパーティーに参加して予想外のプレゼントをいただき、大喜びした人も?? (内容はナイショです!)
さて、今日もロンドンへ出かけます。今日は午前中にロンドン科学博物館、午後からはロンドン自然史博物館を訪れました。二つの博物館は隣り合わせで、平日にもかかわらず小学生の団体ほか多数の来場者で大賑わいでした。
Welwyn Garden City に帰るバスの中では、「ホストファミリーとの別れは泣いちゃうかも」という一方で、日本に帰ったら食べたいものを列挙するなど、帰国が近づいてきたことを感じさせる会話が交わされていました。

   
毎朝の集合場所。この中にWelwyn Garden City駅があり、マークスアンドスペンサーでちょっとした買い物もできます。 出発して約1時間20分で科学博物館に到着です。
     
館内は広く、月曜日の午前中にもかかわらず、小学生の団体ほか多くの人で賑わっていました。 持ってきたお弁当も館内で各自食べます。右は添乗員の森川さんです。
ガラスの橋もへっちゃらです。 午後からは、お隣の自然史博物館へ。最上階には神戸の震災のモデルがあり、揺れを感じることができるようになっています。
 恐竜の化石が大変充実しています。    大きな木の化石もあり、触れてみることができました。
 
 
 
 
 【3月19日】

 今日は、ロンドンにバスで向かい、ウエストミンスターの船着場から川下りをしながら、旧グリニッジ天文台に向かいました。予想外に早くロンドンに到着したので、船の出発時間までしばしの間徒歩でロンドン観光を楽しめて、生徒たちはラッキーでした。
その後、リバークルーズです。観覧車であるロンドンアイやロンドン塔を眺め、ロンドンブリッジをくぐって約70分でグリニッジ到着。船着場から歩いて約20分。小高い丘の上に旧グリニッジ天文台があります。眺めは最高なのですが、何しろ寒い?? ロンドンの最高気温は7.6度だったようですが体感気温はもっと低く、今日は凍えました。

   
ボートクルーズの出発時間を待つ間、しばしロンドン観光です。 後ろに見えているのは、トラファルガー広場のネルソン提督像です。
 
お土産選びは何より大切??
  
Big Ben(今はエリザベスタワーと呼ぶそうです)をバックに1枚パチリ。
グリニッジに向かうリバーボートの中。ここで持ってきたお昼ご飯をいただきます。 旧グリニッジ天文台跡を見学。
天文台外観。今日は日本の2月上旬並みの極寒でした。 経度0度のラインを挟んで、右側が西半球、左側が東半球です。
 
 
 
 【3月18日】

 今日はMonk'sWalk School に通う最終日。岡山では今日は終業式なんだ、と思いを馳せています。
午前中は、英語のレッスンと午後のプレゼンの準備をし、午後はbuddyと共同作業で作った原子力に関する様々なテーマのパワーポイント資料を一緒に発表しました。みんなの前で、しかも英語での発表で少なからず緊張したようですが、今まで取り組んできたいろいろな活動の集大成ができました。
夜7時からはお世話になったホストファミリーを招いてのフェアウェルパーティーです。剣道、空手、弓道のパフォーマンスのほか、みんなで一緒に日本の遊びをして楽しみ、心ばかりのお礼の気持ちを伝えました。

   
地図で行き先を説明するには? イギリスはroundaboutが本当に多く、信号が少ないように思います。 メンバー間のコミュニケーションもgoodですね。
   
午後のプレゼンに備えて準備をします。 食堂での昼食にも慣れました。
     
プレゼン前の最後の打ち合わせです。 いよいよbuddyと一緒にプレゼンです。
 終わってホッと一息。共同作業で、buddyとも仲良くなれました。
 Monk's Walk School で過ごすのも今日が最後。あっという間でした。
フェアウェルパーティーでは、剣道や空手、弓道を披露したり、 ジャンケン列車や、
折り紙、竹とんぼやけん玉のほか、 書道で当て字のお名前を書いてあげたりして楽しみました。
 最後に、David先生から一人ずつ修了証をいただき、Monk's Walk Schoolでの全日程を終えました。
 
 
 【3月17日】

 イギリスの到着して、8日め。ありがたいことにいまだに雨に会いません。今日は快晴です。
 今日は午前中は、昨日とグループが交代して、プレゼンのパワーポイント資料を作るグループと実験グループがbuddyとともに活動します。お昼前の1時間は、明日のフェアウェルパーティーの予行を兼ねて、日本文化の紹介をし、一緒に遊びました。
 午後は、Monk's Walk Schoolのbuddyと一緒に、バスでStevenage Bioscience Catalystに見学に行きました。この建物には日本の東京エレクトロン(株)が入っています。iPS細胞を自動で作成できる機械をここで製作していること等を、東京エレクトロン(株)の原さんが英語で説明してくださいました。生徒たちは興味津々で、説明が終わったあとの雑談が大いに盛り上がりました。


   
 髪を縛るためのゴムを貸してあげました。    Monk's Walk Schoolの白衣を借りて、実験開始。
   
こちらの班は昨日とは場所が変わり、図書室内のコンピュータルームでプレゼン用のパワーポイント資料を作ります。    日本から持参した新聞などを使いながら、一生懸命説明しています。
     
炎色反応を一緒に試します。 少し時間の余裕があったので、明日のフェアウェルパーティーの予行ということで日本の遊びを一緒にしました。
     
ジャンケン列車を英訳して、一緒に歌いながらやりました。 定番の折り紙。
書道用品も持ってきました。 Stevenage Bioscience Catalyst について説明を受けました。
ここに入っている東京エレクトロン(株)の原さんから、イギリスでの活動の概要について英語で説明を受けました。 積極的に質問します。
     
 終わってからの日本語での雑談が、質問の嵐でした。   Stevenage Bioscience Catalyst の外観。
 
 
 
 
 【3月16日】
 今日は再びMonk's Walk Schoolに登校です。
 午前中は、再生可能エネルギーを用いた発電方法について協力して調べ、それを発表する活動を行いました。
 また午後は、2グループに分かれてMonk's Walk Schoolのbuddyとともに活動します。
 1グループは、原子力発電について与えられたそれぞれのテーマをbuddyとともに調べ、パワーポイントで発表するためのスライドを作ります。日本での事前学習や渡英してからDavid先生と学んだことが、ここで生かされました。
 もう一つのグループは、実験です。実験グループは、前半がNiSO4の結晶づくり、後半は炎色反応を見る実験です。buddyと一緒に硫酸ニッケル(NiSO4)の結晶を作る実験をしました。片方がかき混ぜ、片方が試薬を入れるなど、協力して実験しました。
午前中は、風力発電や太陽光発電、水力発電、地熱発電について、話し合いながら発電方法やコスト、環境への影響を調べて発表しました。 
   
もちろん、英語で発表します。    午後からの活動についての説明を受けます。
     
 こちらはプレゼンの準備グループ。    各グループが、wifiでインターネットにつながったノートパソコンを自由に使って調べます。
     
 こちらは実験班です。    buddyと協力して実験を進めます。
     
 手順書を見て、次に入れる試薬を確認します。    班ごとに与えられたテーマについてインターネットを使いながら調べ、パワーポイントのスライドを作ります。
     
 下準備をしてきた知識を用い、ディスカッションしながら協力してパワーポイントのスライドを作ります。    次の実験は何かな?
     
 
 
 【3月15日】

 今日は今までで最も寒い一日でした。朝から再びCambridge大学で、終日過ごします。
午前中は、Cavendish Lavoratry のmuseumを見学しました。Cambridge大学におけるキラ星のごとき偉人たちの業績について、展示を見ながら説明を受けました。その後は、Cambridge大学の現役の学生の案内によるウォーキングツアーです。先週science festivalの喧騒の中で見て回った時と違い、説明を聞きながらの見学はより理解が深まりました。また、急遽訪れることになったSaint John's collegeでは、素晴らしいステンドグラスを有するチャペルと、見事に手入れされた庭園の中で静かに学ぶ環境を目の当たりにし、ただただ羨ましく思いました。
午後からは、Cambridge大学で研究活動をされている二人の研究者の方からのレクチャーがありました。「20年後、30年後、いや死んだ後でも、人の役に立つ研究をしたい」と述べられていた言葉が印象的でした。
 
   
まずCavendish Lavoratryの中にあるmuseumを見学します。    専門的な説明がノーマルスピードで話され、ちょっと苦戦。この後、物理学専攻の卒業写真が並ぶ中に1922年卒の仁科博士を見つけ、改めて当時、果敢に海外へチャレンジした志に敬服しました。
   
 博物館見学のあとは、Cambridge大学の現役学生によるウォーキングツアーです。    当初の予定にはなかったのですが、Saint John's collegeを訪問。
     
 チャペルのステンドグラスに息を呑みました。    たまには違うポーズを、と言ったらこの通り。
     
 午後は、現役の研究者お二人によるレクチャーです。こちらは、ポスドク5年目、ES細胞を用いてヒトの発生について研究している入江奈緒子さん。彼女の上司は、京大の山中先生とノーベル賞を共同受賞したGurdon博士です。    こちらは、Cambridgeで研究室を立ち上げて、ショウジョウバエを用いての細胞周期について研究しているる木全諭宇(きまた ゆう)さんです。
 
 研究内容のほか、ご自身が海外で研究生活を送るようになった経緯や海外で生活する上での心構えなどをお話しくださいました。生徒からは活発に質問も出て、有意義な時間が過ごせました。
 
 
 【3月14日】

 13日の日曜日、生徒たちは各々のホストファミリーと楽しい時間を過ごしたようです。大英博物館に行った家庭もあれば、ロンドンの夜景を楽しんだ家庭も。またホストファミリーのサッカーの試合を見に行ったり、ホストファミリーが飼っている蛇を腕に巻いてみたり! 朝、集合時にはそんな話で盛り上がりました。
 さて、今日は午前中、アイスブレイキングで心と身体をほぐした後、英語で化学についての学習です。原子の構成や実験で使う道具を英語でどう表現するかについて学びました。
昼食時間は食堂で現地生徒と話しをしたり、いっしょにサッカーをした生徒もいたようです。
 午後は原子力発電について学びました。話が一気に難しくなりましたが、ゲームをして頭をリラックスさせながら、原子力発電の利点と欠点を考えます。

   
英語で日記を書く宿題をDavid先生がチェックしてくださっています。    アイスブレイキング風景。4班に分かれ、競争して答えを書いていきます。 
   
 ホストファミリーが作ってくれたPacked Lunch。お弁当です。この家庭では、なんとカニカマが入っていました。   原子力発電のほかの発電方法についても、英語で学びました。 
     
 いつも使っている実験器具ですが、英語でいうとなると……?    
     
友達がホワイトボードに描いた絵から、英語で答えを探すのですが……  ゲームを交えながら、授業は進みます。
     
 
 【3月12日】

 朝、集合時に口々に「夜、9時頃から猛烈に眠くなり、明け方3時に目が覚めてしまう」と言うようにまだjet lag(時差ぼけ)状態ですが、今日はCambridge大学で開催されているscience festival に参加しました。
Cambridge大学は31のcollegeで構成されているuniversityですが、各collegeが様々な科学に関する催しを2週間にわたって開催しています。それらの催しに参加したり見学したりしながら、中世の趣きが色濃く残るCambridgeの街を散策しました。

ケンブリッジ大学のキングスカレッジ前で。 
   
 どこから見学しようか、相談、相談……    4?5人のグループに分かれて、興味のある実験や展示をしているcollegeを訪問します。
おっと、道に迷いました。 
     
 中世と現代が入り混じった街を歩きます。    お土産選びも抜かりありません。
     
 腹が減っては戦ができぬ、ということでオヤツtime。    駅前の集合場所まで迎えに来てくださったホストファミリーの車で帰宅しました。
 
 【3月11日】

 2日め朝、時差ぼけを感じさせず元気に集合しました。不安だったホストファミリーとの最初の出会いもうまくいったようです。お土産をとても喜んでくださったと、嬉しそうに話していました。

 今日からMonk's Walk Schoolに通います。
午前中は、奈良県で高校生を教えていたことがあるDavid先生から、コミュニケーションをとるための簡単な質問とその答えのレッスンを受け、午後からはMonk's Walk Schoolの生徒たちと対面して、実践です。話が通じる嬉しさと、言いたいことが言えないもどかしさを感じながら、これからbuddyになる生徒たちとの関係づくりをしていきました。
なお、今日は3月11日ということで、当地でも5年前の震災についてと現在の福島や東北についてのニュースが放映されていました。
   
 時差ぼけを感じさせずー、元気に集合! これからMonk' s Walk Schoolへ向かいます。(徒歩通学の生徒は乗っていません。)    事前研修のスタートです。
   
 最初に簡単な英語のテストをすると言われて、ビビっています。    奈良高校の生徒に教えていたことがあるというDavid先生に、ビシバシ鍛えられています。
     
 午後からは、Monk's Walk Schoolでbuddyになる生徒とご対面です。    午前中のコミュニケーション練習を早速実践します。
     
 日本の文化や日本語についていろいろと質問され、英語で上手く説明しようと四苦八苦しています。    手をクロスにつないで、解いていきます。少しお互いの距離が縮まったでしょうか。
  
 
 【3月10日】

 8:30に岡山空港に集合し、出発式をしました。後神教諭から激励を受けた後、青山君が力強く意気込みを述べました。10:00発の大韓航空で仁川空港に到着し、短いトランジットのあと、13:00発の大韓航空で一路ロンドンに向かいます。

 いよいよ出発です!
     
イミグレを通過して一息です。まだ岡山ですね。    保護者の皆さんもたくさん見送りに来てくださいました。 
   
 代表で青山君が力強く挨拶しています。    仁川空港でトランジットです。ここからが長いです。
     
 飛行機に乗り込みました。    長時間のフライトを前に、まだまだ元気いっぱいです。
  ヒースロー空港に到着しました。12時間は長かった! イミグレを出て、バスを待っています。売店で初めてポンドを使って買物をした人も。
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