<ESS部>岡山県夏季英語ディベートワークショップ
ESS部は、8月8日(火)に岡山城東高校で開催された岡山県夏季英語ディベートワークショップに参加しました。この行事は、岡山県内の高校生・教員が集まって英語ディベートの競技力向上を目指す機会として設けられており、県内5校から30名程度の生徒の参加がありました。各校の先生方も合わせて20名程度参加されており、様々な助言を受けることができました。
朝日高校からは、2年生6名と1年生8名、合わせて14名が参加しました。
ワークショップでは、英語ディベートの強豪校である福井県立藤島高等学校の三仙真也先生の講義を受けることができました。非常に具体的な戦略面でのアドバイスなど今後に活かすべき学びがたくさんありました。
また、ワークショップの途中には、本校の2年生が岡山城東高校の生徒の皆さんと一緒に参加者全員の前でモデルディベートを披露しました。大勢の聴衆の前でのスピーチということもあり、緊張した様子でしたが、練習してきた成果を披露できました。
ワークショップ後には練習試合が行われ、岡山朝日高校は3チームに分かれて試合を行いました。モデルディベートと合わせて結果は以下の通りです。
<岡山朝日Aチーム(2年生6名)>
・モデルディベート:岡山城東高等学校と対戦し、勝利
・練習試合:岡山大安寺中等教育学校と対戦し、勝利
<岡山朝日Bチーム(1年生4名)>
・練習試合:倉敷南高等学校と対戦し、勝利
<岡山朝日Cチーム(1年生4名)>
・練習試合:岡山城東高等学校と対戦し、勝利
<大会を振り返って>
今大会でモデルディベートを行った2年生の書いた振り返りを紹介します。ディベートに関する技術的な内容も含め、今後に向けた課題を把握する良い機会となったようです。
※ 振り返りに含まれている。ディベート用語について補足です。否定側から提示する議論をDA(Disadvantage)、立論をコンスト、反論をアタック、再反論をディフェンス、証拠資料をエビデンス、試合の流れの記録(用紙)をフローシートと呼んでいます。
〇 今回のディベートでは、前回の試合と同様に自分のリスニング力とメモする力の不足を改めて実感しました。特に質疑応答の際、自分の立論の展開は理解しているのにも関わらず肝心の質問を聞き取ることができず、その結果受け答えが曖昧になり、試合序盤から相手チームに誤解を招いてしまったことを悔やんでいます。今年から始めたとは言っても、チームの荷物になっている感覚があったので、これからも前回と今回の反省や経験を活かしてディベートのために、そして一人の英語話者としても成長したいと思っています。
〇 今回は他校とオンラインではなく対面での試合となり、いつにも増して緊張しながら試合に臨みました。個人的な反省としては、DA1、DA2へのアタックに対し、バランスよくディフェンスができたと思います。ただ、QAの時間をもっと有効的に使ってアタックの理解を深めることが必要だと感じました。準備不足を感じる部分もあったので、試合の場数を踏んでディフェンスの質を高め、説得力のあるスピーチを目指していきたいです。チーム全体としては、準備時間での協力プレーも付箋でスムーズにできて良かったです。また、三仙先生によるご講演や試合後の講評は、自分の今までのスピーチやエビデンスの使い方を振り返るよい機会となり多くの学びを得られたと思います。今日の経験を活かし、全国大会に向けて今後も練習
を重ねていきます。
〇 昨年はエンパワーメントプログラムで参加できなかった、夏の岡山県英語ディベートワークショップ。講師の方からご指導をいただけると聞いており、モデルディベートでの私の持ち時間である6分間以外は心待ちにしていました。三仙先生のレクチャーでは、巧みな語り口で、楽しく英語ディベートの基礎を教えていただきました。その直後に自分たちの立論を見返し、改善しなければならないところが明確に分かったので、モデルディベートのときには若干修正して伝わりやすくすることができました。今後の立論作りや強化の過程に活かしていきたいです。そして、私の心に深く残っている、三仙先生のお言葉が二つあります。一つは、「沈黙は同意」です。ディベートのときは迷いはあれど反論のために何か言わねばならぬ
、という意識を強く持つことで、大抵戸惑ってしまう質疑応答も、モデルディベートのときには言い負かされないよう懸命に反論することができたと思います。二つ目は、「コンストの子のフローシートが一番大切」です。立論を言う人は、自分の役目が早く終わってしまう分、その後の試合を客観的に分析することができるので、他の役割の人に的確な助言ができるということです。モデルディベートのときはディフェンスを手伝おうとして結局力になれなかったので、私にもできることは山ほどあると反省しました。その言葉を聞いたあとの練習試合では、私は選手交代のため役割はありませんでしたが、今までで一番真剣にフローシートを取り、試合中の準備時間にどこの議論が残っているか、どのアタックが効いているか、デ
ィフェンスは適切にできているのかをしっかり分析しました。試合後にフローシートを眺めてみると、ジャッジができそうなくらいしっかりとメモが残っていたので、今度試合に出るときにはこの経験を活かして、他の役割を積極的に手伝いたいと思います。私は他の部と合わせて二つのディベートの全国大会出場を達成できるよう、英語ディベートを頑張っていきます。
今後は9月の中国ブロック大会と10月の県大会に向けて引き続き頑張っていきます!