第65回青少年読書感想文岡山県コンクール 最優秀賞(岡山県知事賞)・優秀賞 受賞

最優秀賞・岡山県知事賞『コンビニ人間』(村田沙耶香・著) 2A 相坂陶子さん
優秀賞『王とサーカス』(米澤穂信・著) 2H 關 琴乃さん
優秀賞『檸檬』(梶井基次郎・著) 1I 熊城 円香さん

青少年読書感想文岡山県コンクールには毎年本校から多くの生徒が入賞しています。本年度は41校から351編の出品があり、上記3名以外にも、以下の7名の生徒が入賞しました。

上原怜子(2A)、河内 花(2D)、小山公子(2F)、太田光瑠(1B)、吉利妃織(1F)、橋本美聡(1H)、野村万星(1I)

「朝日高校に入学するとすごい人がたくさんいて、『中学校の時と比べて自分は成長できていない』『自分なんかいてもいなくても一緒じゃないか』と思う事もありました。けれども、今回本との出会いが自分の考え方まで変えてくれるという経験をしました。今目の前のすべきことを一生懸命することが大事だと教えてくれた一冊です。」

(2A 相坂さん)

 「ミステリー小説で、この作者が好きなので読みました。ジャーナリストが主人公の小説で、世界に情報を伝えるためにこの職業を選んだ主人公が描かれています。今、SNSでフェイクニュースが流されることがあります。流す方は軽々しくやっているかもしれませんが、受け取る側は信じ切っているということがあります。そういう社会の中で、『伝える』ということの難しさを感じさせられました。」

(2H 關さん)

 「最初は主人公の内面がよくわかりませんでした。そこで、読み返しながら紙に本文の表現を書き出していきました。すると、主人公が惹かれるものと嫌悪するものの対比が見えてきました。主人公はきらびやかなものを嫌悪し、素朴なものに心惹かれていることがわかります。ここでの〝檸檬〟は、主人公が求める「素朴なもの」の象徴として描かれているのではないかと考えました。」

(1I 熊城さん)