AIG高校生外交官プログラム

「AIG高校生外交官プログラム」とは、1987年に大手損害保険株式会社が日本での創業40周年を記念して社会貢献事業の一環として創設したものです。今年度、全国の高校生の中から本校2年生の田中琉生さんが「渡米プログラム」に選ばれ、7月19日から8月3日までの日程でアメリカを訪問しました。今回、田中さんにアメリカでの様子について紹介してもらっています。

私はHSD高校生外交官プログラムにこの夏参加しました。
HSD高校生外交官プログラムを大まかに言うとAIG損保とフリーマン財団の援助の下、全日本から選ばれた高校生が渡米側、日本側に分かれてアメリカ側の全土から選ばれた高校生と国際交流をするプログラムです。
私はこのプログラム以前ではアメリカ本土に行ったことがありませんでした。
そのためアメリカ本土に行くことに何か強い憧れを抱いていました。
本プログラムでは主要な費用が全額免除されているため、私は迷うことなく本プログラムに応募しました。2回の審査を越えて本プログラムの渡米側に参加できることになり非常に嬉しかったです。
私が参加した渡米側のプログラムは東京でオリエンテーションをした後、渡米し、アメリカの文化、歴史、政治の要所を巡るツアーを行い、その後UVAでアメリカ側参加者と一緒に過ごすというもので構成されていました。
日本側、アメリカ側どちらの参加者もそれぞれ圧倒されるような能力を持っていて非常に刺激を受けました。各々が目標を持って本気でそれに取り組んでいたため期間中にも互いに学びあうことが多くありました。私は本プログラムで自分が井の中の蛙であったことを度々思い知らされました。また普段なら親や友達にも話さないような自分の真情や考え方をHSD参加者と共に語り合うことが出来ました。
この話し合いは私にとって今までにない人を知る機会になったとともに自分についても客観的に知る機会になり、新たな考え方が芽生えた時でもあったと思います。
渡米して、まず痛感したことは自分の英語力の至らなさでした。彼らは日本で私がやっていたリスニングよりも早く話していたとともにスラングなども混ぜて話していたこともあり少ししかが理解できませんでした。
またアメリカの前提知識にも私は乏しかったので違う文化間での会話はとても難しかったです。
最後に本プログラムは私にかけがえのない新たな友達と様々な新しい経験をもたらしました。今までになくアツい夏になったのではないかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。